一般財団法人チャイルド・ライツは2019年12月25日に設立され、2020年1月より活動を開始しています。
児童虐待や子どもの貧困などのニュースが紙面を賑わすなど、令和の時代は、残念ながら悲しい幕開けとなりました。平和で穏やかな日々をという願いとは別に、厳しい現実が立ちはだかり、そのしわ寄せは、子どもなどの弱者に向かっています。
経済格差が問題視されていますが、平成の30年間で日本の姿は一変しました。格差ではなく「1億人が総貧困化する日本」であると指摘するのは、アジアの経済レポートの編集長リチャード・カッツ氏。もはや平成の宴は終わりました。
今のままでは政治も経済も終活事業のように生気を失い、実際、世界の時価総額ランキングでは日本企業の姿が消え、特許や国際学力テスト、GAFAのような企業の活躍に日本の影はなく、スタートアップ企業も海の向こうの話です。
戦後に生きた時代には清貧でも、希望に満ちた明日がありました。
令和の今、子どもたちが希望に満ち、彼らに託せる未来があるなら、それはそれでいいですが、出生数が減り始め、少なくなる子どもたちにいきにくい社会であるなら、無残な死に追いやられる社会であるなら、それを放置するわけにはいきません。
当財団は、全ての子どもが日本の宝であり、地球の宝であるとの思いで、先ずは有志が集まり、子どもの直面する課題を共有し、これらを支援するNPOや諸財団、個人と連携し、問題解決に取り組んで行く事を目的に設立されました。
うぶ声を上げた当財団も、みなさまの支援を必要としています。取材、ニュース発信、講演会の開催に関わるアイデアや経験をボランティアとして生かしてください。共に手を携え、子どもに関する悲しいニュースがなくなる日を目指しましょう。
理事一同