CHILD LIGHTS

 子ども食堂
こども食堂、大学、医療機関、介護施設などとのコラボで誕生(20.2.5 up)

近年こども食堂がの開設が相次いでいる。これまでは個人、食堂やレストラン、社会福祉法人などでの開設が多かったが、大学や介護施設、医療機関などでの開設もあり、特徴も、従来の食事の提供だけでなく、学習支援や生活相談の場など地域の交流センターの機能を持ち始めている。


各所で月一回、こども食堂が開設

新潟では、新潟青陵大学と新潟県立大学の学生による「そらいろ子ども食堂」が月一回のペースで開設されている。

先月18日、川口に「みんなの食堂Flat」がオープン。東洋大学の関屋光泰助教らの「こども食堂学生ボランティアスタートアップ講座」の受講生らが立ち上げた。

介護施設での運営もある。社会福祉法人「フラワー園」も名古屋市のデイサービスセンターで月一回の子ども食堂を開設。入所の高齢者が体験ボランティアとして教室を開くなどの多彩なコミュニケーションも。背景には16年に成立した社会福祉法で社会福祉法人に地域貢献が義務づけられた事があるとの指摘も。

地方の議員なども、子どもの貧困対策として、子ども食堂の普及を推進する動きがあるが、埼玉県議会でも12月の会議で、「県営住宅には外国人保護者の家庭の子どもが多く、食事や学習などの支援の必要性が高い」とし、「県内275の県営住宅に約4900人の子どもがいる。

しかし、子ども食堂は二カ所のみで、子ども食堂やフードパントリーの支援を充実すべきでないか」という質問も出た。これに対し県では「子ども食堂の開設は、厨房の設置が必要などの課題がある。食料の提供を受け生活困窮者などに配るフードパントリーの支援は利点が多い」と回答している。