いずれも内訳は、身体的虐待、性的虐待、怠慢・拒否、心理的虐待(面前DV)などに分類され、心理的虐待が7割を占めている。前年比でも身体的虐待、性的虐待などは2割ほど増化している。
怠慢・拒否、心理的虐待も検挙数では横ばいだが、通告では20%の増加で、事態は深刻化している。児童虐待は、家庭など閉ざされた空間で起こるケースが大半で、問題が潜在化する傾向があるとの指摘も。
また、厚労省がまとめる児童相談所での児童虐待件の対応件数の統計では18年度で13万件を超えている等の数字もあり、問題の解決への道のりは遠い。
(出典:警察庁「平成30年の犯罪情勢【暫定値】」より)